給湯器の取り付け費用はどのくらいかかる?業者選びのポイントとは
2020/01/30 給湯器給湯器が故障しはじめて、交換を考えている場合、給湯器の取り付け費用の目安はどのくらいなのか? 気になりますよね。
そこで、この記事では、給湯器の取り付け費用や、業者選びのポイントをご紹介します。
給湯器の取り付けは自分でできる?
手順さえわかれば自分で給湯器を取り付けたい、と思っている人もいるかもしれません。給湯器の取り付けは自分でできるのでしょうか?
給湯器の取り付けには資格が必要
結論からいうと、給湯器の取り付けは自分ではできません。資格が必要な工事のため、専門の業者に任せる必要があります。
給湯器の取り付け工事をするために必要な資格は、以下の通りです。
- 液化石油ガス設備士
- ガス機器設置スペシャリスト
- ガス可とう管接続工事監督者
- ガス消費機器設置工事監督者
- 日本ガス協会 簡易内管施工士
ガスを安全に扱うには、専門知識が必要です。何も知らない人が見よう見まねで取り付け工事をすると、ガス漏れを起こす可能性があります。重大な事故につながってしまうことも。
そのため、取り付け工事は必ず専門業者に依頼しましょう。
給湯器の取り付け費用はどのくらい?
給湯器の取り付けにはどのくらいの予算を考えておけば良いでしょうか?
まず、予算には、本体価格だけではなく、給湯器の取り付け費用も含めなければなりません。
ここでは、給湯器の本体価格と取り付け費用の相場をご紹介します。
給湯器の本体価格の相場
給湯器の本体価格は、仕様によって大きな差があります。機能が充実していたり、省エネ性能が高かったりすると、それだけ価格も高くなるのです。
また、同じ給湯器を選んだとしても、依頼する業者によって価格が違います。より割引率の高い業者を見つけるのが、給湯器を安く購入するポイントです。
業者によって数万円の差が出ることもあるので、慎重に選びましょう。
暖房機能なしの20号の給湯器は、追い炊きなしで5~12万円が相場といえます。追い炊きありのエコジョーズなら、オートが7~24万円、フルオートが10~27万円です。
暖房機能ありなら、追い炊きなしが10~15万円、追い炊きありのエコジョーズはオートが14~20万円、フルオートが15~24万円です。
給湯器の取り付け費用の目安
給湯器を購入すると、取り付け工事の費用も必要です。工事の価格は3~4万円が目安といえます。
ただし、これは標準工事の場合です。標準工事で実施する内訳は、取り付け工事費・吸水結び替費・給湯結び替費・リモコン結替費・ガス結替費・出張費・廃材廃棄費・点火試験費です。
内訳に含まれない、配管や風呂釜にも変更があるときには、さらに費用がかかります。
取り付け工事のみが可能な業者も
もしも手元に給湯器があるなら、取り付けのみ業者に依頼することも可能です。取り付け工事のみでも対応している業者に依頼しましょう。
「前の住まいで使っていた給湯器を、引っ越し後の家につけたい」「セールで買った安い給湯器をつけて欲しい」といった場合に便利です。
ただし、この場合は業者が給湯器の保証をしないという点に注意しましょう。正常に動かない場合、修理や交換を依頼する際には別途費用が必要になります。
取り付け業者選びのポイント
給湯器の取り付けは、業者によって料金やサービスに差が出ます。そのため、業者選びが大切です。失敗しない業者選びのために意識すべきポイントを紹介します。
ガス会社や給湯器販売業者などの特徴を把握
給湯器の取り付けを行っているのは『ガス会社』『給湯器メーカー』『給湯器販売業者』の三つです。それぞれの業者の特徴を解説します。
ガス会社は、いつも利用しているので、安心して任せられるでしょう。しかし、給湯器の割引が少ないことがデメリットといえます。
給湯器メーカーに取り付けを依頼した場合、実際に取り付けを行うのはメーカーが選んだ業者となります。ガス会社同様、割引率が低く設定されているのがデメリットです。
安い費用で給湯器を購入・取り付けできるのは、給湯器販売業者でしょう。他社との競争が激しく、ガス会社やメーカーほど知名度も高くないので、より割引率の高い給湯器があります。
そのほか、アフターサービスや保証期間の充実度も比較して業者を選びましょう。
実績や保証など
実績豊富な業者に依頼すれば、安心して取り付け工事を任せられます。トラブルの対処を依頼する場合も、さまざまなケースに対応したことのある業者なら安心です。
「お客様の声」やWebサイトの情報を参考にしましょう。
メーカー保証は1~2年ということがほとんどですが、業者の保証は5~10年の長期にわたることがあります。できるだけ長い保証期間のある業者を選ぶと、万一のトラブル時に役立ちます。
見積もりの比較
最終的に依頼する業者を決定するには、見積もりを比較すると良いでしょう。内訳も確認し、何にどれだけのコストがかかるのかもチェックします。
安全に適切な工事をするためには、コストカットできない部分もあるはずです。費用の安さも大切ですが、きちんとした内容で工事してもらえるかも考慮して、決定しましょう。
まとめ
今回は、給湯器の取り付け費用や、業者選びのポイントをご紹介しました。
給湯器の取り付けするには、資格が必要です。そのため、専門の業者に依頼し、設置工事をしてもらう必要があります。費用やこれまでの実績をもとに、信頼して任せられる業者を選びましょう。

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