給湯器の取替えは後継機種と他のメーカー、どちらがおすすめ?
2020/08/03 給湯器
給湯器が壊れたら新しい給湯器に取替えることになりますが、「次は他のメーカーにしてみようかな」と考える方もいらっしゃると思います。
給湯器の取替えは同メーカーの後継機種が推奨されることが多いようですが、他のメーカーへの交換はできないのでしょうか。
今回は、給湯器の取替えに関する基礎知識をご紹介します。
給湯器が故障したらどうすればいい?
給湯器が故障したら、まずは購入した販売店・交換業者・メーカーなどへ問い合わせましょう。
問い合わせの際に必要になるのが、「メーカー名」と「品番」です。多くの給湯器は、メーカー名と品番を印刷したシールが本体に貼られています。
※本体の前面、側面、裏面など、機種によって貼られている場所が異なります
オンライン見積もりをしてくれる業者に問い合わせる場合は、本体の写真も撮影して送る必要があります。スマートフォンや携帯で撮影しておきましょう。
また、もし給湯器にエラーコードが表示されている場合は、その番号もチェックして伝えましょう。業者が対応しやすくなります。
同じメーカーの後継機種を選ぶメリット
給湯器の交換が必要な場合、後継機種(設置タイプ・号数・機能が現在使用しているものと同じメーカーで、機能もほぼ変わらないもの)を選ぶメリットには、どんなものがあるのでしょうか?
操作しやすい・慣れやすい
同じメーカーの後継機種は、それまで使用していた給湯器と操作方法が同じ、または似ていることが多いため、操作しやすい・慣れやすいというメリットがあります。違うメーカーの給湯器に交換し、「スムーズに操作できなくてちょっとストレス……」と負担に思うことも避けられるでしょう。
料金の差があまりないことが多い
違うメーカーの給湯器に取替えると、工事費用がかかったり、ランニングコストが高くなったりする場合があります。同じメーカーであれば料金体系などに差がないことが多いため、費用を抑えて取替えることができるでしょう。
他のメーカーの給湯器を選ぶメリット
次に、後継機種ではなく他のメーカーの給湯器と取替えるメリットをご紹介します。
選べる給湯器の種類が増える
同じメーカーであれば選べる機種に限りがありますが、他のメーカーも視野に入れると、いろいろな機種を選べるというメリットがあります。ご自宅に合うデザインやサイズのもの、湯はりや追い焚き、たし湯、追い焚き用配管の自動洗浄が全自動でできる機能があるものなど、希望条件に沿った給湯器が見つかりやすくなるでしょう。
ランニングコストが節約できる場合がある
今使っているガス給湯器より熱効率が良い、別メーカーの給湯器に取替えることで、本体価格が安くなったり、ガス代が安くなったりする場合があります。交換費用はかかりますが、ランニングコストが節約できるのはうれしいですね。
給湯器取替えの注意点
マンションなどに多いPS型置き型(給湯器が扉内に設置されているタイプ)や暖房熱源機タイプの給湯器の場合、枠や接続の関係で、同じメーカーの給湯器でないと取替えられないかもしれません。
もちろん、工事によって別メーカーの給湯器に取替えられる場合もありますが、その分工事費用がかさんでしまうことも。給湯器の取替えを考えているなら、どんな給湯器と交換できるかチェックしておきましょう。
給湯器の取替えで迷ったらプロに相談
一般的に、ガス給湯器は後継機種をおすすめする業者がほとんど。今使っている給湯器と似た機能、使い方、価格で取替えられるだけでなく、暖房系統数の関係で違うメーカーの給湯器に取替えられない場合が多いためです。
しかし、現在の給湯器に何か不満がある、家族構成や使用頻度が変わったなどの場合は、違うメーカーの給湯器に取替えたほうが良いことも。給湯器の取替えで迷った場合は、プロに相談して納得できる給湯器を選びましょう。

住宅情報INFO



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