給湯器の電源トラブルはどう対処する?確認と対処方法

2020/01/30 給湯器
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毎日使う給湯器だからこそ、急に電源が入らなくなってしまうと困りますよね。しかし、電源が入らない理由は、故障だけではありません。

慌ててメーカーに電話する前に、対処できるものか一度、確認してみましょう。

この記事では、給湯器の電源トラブル時に確認すべき内容と修理までの保管状態についてご紹介します。

給湯器の電源が入らないときの確認と対処

給湯器の電源が入らないときの確認と対処
給湯器の電源が突然入らなくなった経験はありますか?

使用年数が経っていれば経っているほど故障を疑ってしまいますが、電源が入らないからといって故障とは限りません。修理に出さずに自分で対処できるケースも多いので、チェックポイントに沿って確認してみましょう。

電源プラグや電源コードの確認

はじめに、電源プラグや電源コードはきちんと差し込まれていますか?

初歩的なことかもしれませんが、掃除中などにコードを引っかけてしまったり、知らぬ間に電源プラグが抜けたりしてしまっていることは少なくありません。

また、小さな子どもがいる家庭では、子どもが抜いてしまっていることもあるため、まずは電源プラグがきちんと差し込まれているかの確認が必要です。

もしも電源プラグそのものが抜けてしまっていたら、差し直しましょう。その後、問題なく給湯器が作動するようであれば故障ではありません。

リモコンの確認

リモコンの確認
リモコンがないタイプの給湯器もありますが、リモコンがある場合は、リモコンの電源がオン・オフと正確に作動するかという点もポイントです。

給湯器にトラブルが起こると、給湯器本体に目がいきがちですが、実はリモコンの不備であることも多いものです。

リモコン操作時にのみ給湯器の電源が入らないときは、リモコンの電池がなくなっていただけということもあります。

この場合ももちろん給湯器の故障ではないため、給湯器本体のスイッチから直接電源を入れましょう。

電源ランプの点灯や点滅の確認

電源ランプはどのように作動していますか?

ランプの動作仕様は各メーカーによって異なりますが、ランプがそもそもつかなかったり、電源ランプや燃焼ランプが点滅したりしている場合は、給湯器の故障やトラブルが起きている可能性があります。

また、電源ランプや表示窓からエラー番号が表示され、故障原因を特定できる機種もあります。より早く正確な対処ができるよう、取り扱い説明書や保証書は必ず保管しておきましょう。

リモコン側の確認

リモコンの電池がきれていなかった場合にも、リモコン本体の誤操作や不具合で給湯器の電源がつかない場合があります。

例えば、節電モードやチャイルドロックなど、給湯器の使用モードが変わって電源がつかなくなっていることもあります。

給湯器は家族全員で使用していることが多いため、押さないボタンを決めるなど使用ルールを共有しておくことで、突然の不具合に驚かずに対処できます。

また、上記以外にはリモコンや給湯器の使用年数が長い場合、断線や地絡みといった配線トラブルが原因でリモコンのみが故障するケースがあります。

給湯器側の確認

突然給湯器が作動しなくなる場合には、台風や落雷などの気象を受け、二次被害を招かないよう安全装置が作動していることがあります。

停電と同時に給湯器の電源が落ちてしまった場合、まずはブレーカーを確認してみましょう。

安全装置が働いて一時的に給湯器を含む家電の電源が入らないときは、電力復旧後、給湯器の電源を数回抜き差しすることで復活するケースが多いです。

給湯器の電源はつけたままが良い?

給湯器の電源はつけたままがよい?
上記のいずれにも該当せず給湯器が作動しない場合は、各メーカーへ問い合わせましょう。また、メーカーの訪問や修理までにどの状態で保管すれば安全なのでしょうか?

現在は種火も消える仕組み

最も注意が必要な火元については、種火が消える仕組みになっている機種がほとんどです。慣れない作業は怖いからこそ、何かしらの対応を取らなくても種火が消えるのは、とても安心ですよね。

ただし、ガストラブルは事故や火災の原因に繋がりやすく、機種によって対処が異なる場合もあるため、メーカーにしっかり確認をとり安全を確保しましょう。

凍結防止のためには電源プラグは抜かない

また、業者が修理に来るまでは、電源プラグは抜かずに待つことがおすすめです。

「電源を入れたままで大丈夫なの?」と不安になりますが、電源プラグがある給湯器にはあらかじめ『凍結防止機能』が搭載されている機種がほとんどです。

そのため、電源プラグを差し込んだままのほうが凍結防止だけでなく事故の恐れも少ないことから、プラグを挿したまま待機するほうが安全です。

ただし、機種によって対応が異なることもあるため、メーカー問い合わせ時に確認し待機しましょう。

まとめ

給湯器の電源がつかない理由は、家庭で対処できるものからメーカー修理が必要なものまでさまざまです。

また、修理にはならずとも、給湯器・リモコンともに使用年数が10年以上の場合には、経年劣化が考えられます。

購入から長期間使用していると、どうしてもトラブルが起こりやすくなってしまうので、修理よりも買い替えを検討してみるのも良いでしょう。

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