給湯器リモコンの異常は故障?原因を把握し落ちついて対処しよう
2020/08/03 給湯器毎日の生活に欠かせない給湯器。リモコンの動作がおかしい、なんてことになったら困りますよね。
しかし急な不具合があっても、落ち着いて対処することがスムーズな解決につながります。そこで給湯器リモコンによくある身近な不具合と、その対処法をまとめました。
給湯器リモコンがつかない。故障が原因?
給湯器の故障には、大きく分けて給湯器本体の故障と、操作するリモコンの故障の二つがありますが、今回は給湯器リモコンの不具合をご紹介します。
電源ランプがつかない
電源ランプがつかない場合に確認することは、ほかのリモコンの動作を確認することです。給湯器の場合は、台所と浴室の二つある場合が多いので、両方とも操作してみましょう。その結果、もう一つのリモコンが正常なら、リモコンそのものの故障と思われるので、リモコンの修理・交換をしましょう。
両方とも動かないなら、給湯器に電気が来ていない可能性があるので、以下のことを確認してみてください。
- 電源プラグが入っているか
- ブレーカーが落ちていないか
- 停電していないか
これらのことに何の異常もないなら、修理・交換を依頼したほうが良い可能性が高いです。
またリモコンが一つの場合は、先にブレーカーや電源プラグを確認し、通電を確認してからリモコンを操作し、それでも電源がつかないなら修理をおすすめします。
お湯は出るのに燃焼ランプがつかない
お湯が出ているにもかかわらず、燃焼ランプがつかない場合は、温度調節のために、一時的に消火している可能性があります。
いくら使用中とはいえ、ひたすら燃焼を続けていたら熱くなりすぎる可能性もあるので、それを防ぐための仕組みです。
ただ使用中にもかかわらず、長時間消えたままの場合は故障の可能性もあるので、点検することをおすすめします。
お湯は出るのに液晶表示がつかない
お湯が出るのに、液晶表示がつかない場合は、省エネモードになっている可能性があります。
これはリモコンが省エネモードになっていると、余分な電力を抑えるため、一定時間操作がないと画面が消える仕組みになっている場合があり、この仕組みによってつかない可能性もあります。
他にもこんな症状があれば点検を
他にも給湯器リモコンの不具合はいろいろあります。突然これまで起こったことのないような事態が起きるかもしれません。その時に対処できる方法を詳しく見ていきましょう。
数字が出る、スイッチが点滅する
時刻でもなければ温度でもない、見慣れない数字が出た場合は、エラーコードの可能性があります。リコモンが自ら異常を知らせているので、説明書に記載してあるコードの内容を調べて処置をしましょう。
処置をした後、スイッチを入れてみて正常に戻れば問題ありませんが、戻らなかった場合には、不具合が考えられますので、修理を依頼しましょう。
エラーコードについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
普段と違うアラーム音が鳴る
点検が必要であるというサインをアラーム音で知らせる機能があるタイプもあります。
普段聞きなれない音が鳴った場合には、何らかの危険な問題が潜んでる可能性もあるので、速やかに点検を依頼しましょう。
またアラームが鳴る場合には、寿命である場合もあるので、新しい給湯器に買い替える必要があるかもしれません。
他にも、アラームどころか音自体が鳴らない、という場合もあります。このような場合にまず考えられるのはリモコン操作音の設定が『切』になっている場合です。
音の設定に問題が無いのに、お湯はり完了音も鳴らない場合はリモコンの故障が考えられますので、業者に依頼しましょう。
リモコンの故障が分かったらすべきこと
いろいろと対処してみても、改善の様子が無い場合にはどうすれば良いのでしょうか?ここからは故障が判明した際の解決策をお話しします。
故障内容の診断も合わせて専門業者へ相談
やはり最初にすべきことは、専門業者へ修理を依頼することです。しかし依頼する前に、給湯器のメーカー保証期間を確認することも忘れずに行いましょう。
もしメーカー保証期間内であり、通常の使い方で故障した場合には無償で修理・交換対応をしてくれます。
保証期間外ならば、有償での修理となりますので注意しましょう。しかし専門業者によっては、メーカーの保証期間とは別に保証期間を設けている場合もあるので、合わせて確認してください。
DIYでのリモコン交換はNG
実は給湯器本体ごとを修理してくれる業者は多いのですが、リモコンだけを修理・交換してくれる業者というのは、あまり多くありません。
なぜならリモコンだけ新しくしても、給湯器は古いままなので、リモコンと本体がきちんと対応しない、というトラブルが出る可能性があるからです。
そのような事情もあり、リモコン交換だけなら自分でやりたい、と考える人も多いようです。確かにリモコン交換は、技術的には難しくはないのですが、思わぬトラブルがあるかもしれないので、決して自分ではやらず、業者に依頼しましょう。
配線やコーキングでトラブルの危険性大
自分で修理する場合に最も心配なのは、配線のトラブルです。リモコンから配線を外す際に配線を壁の中に落としたり、傷つけてしまったりする可能性があるのです。
配線は傷つくと、使えなくなってしまう可能性もありますし、給湯器本体に影響を及ぼしてしまった場合には、本体まで修理することになるかもしれません。
また浴室のリモコン修理では、防水のためのコーギングが施されています。これを専門家以外の人が行うと、壁の中に水が入ってきて腐食が起こるリスクがあるので、日曜大工感覚でできるものではないのです。
リモコンを修理する際も自分で行わず、業者に依頼するようにしましょう。
まとめ
給湯器本体に異常がないとしても、リモコン操作ができなくなってしまったら、給湯器は使えなくなってしまいます。
給湯器とリモコンは一心同体のものともいえるので、給湯器リモコンの動作に不安な部分があるなら、一度業者に見てもらいましょう。



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