給湯器メーカーはどう選ぶ?給湯器の種類やメーカーの特徴まとめ

2020/01/30 給湯器
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さまざまな種類が出ている給湯器をメーカーで選ぶとき、どのような基準で比較するのが良いでしょうか?

この記事では、自分にぴったりの製品を見つけたいという人へ、給湯器の種類やメーカーの特徴をご紹介します。給湯器について知り、最適なものを選びましょう。

給湯器の主な種類

給湯器の主な種類
給湯器といっても、熱源や仕組みの違いでさまざまな種類があります。どのような種類の給湯器があるのでしょうか?代表的なものをご紹介します。

ガス給湯器や電気給湯器

最も普及しているのは『ガス給湯器』です。名前の通り、ガスを使ってお湯を作ります。丈夫で壊れにくいため、およそ10年といわれている給湯器の寿命をむかえるまで、ほとんど故障しません。

ただし、寒さの厳しい地域では、冬場に給水管が凍結して破損することがあるため、寒さ対策が必要です。ランニングコストが高いのもデメリットといえます。

『電気給湯器』は、タンクに沸かしたお湯を貯めておくタイプの給湯器です。寒い地域でも問題なく設置できます。

電気代の安い夜間にお湯を沸かしておき、昼間に使用することで、光熱費の節約が可能です。そのため、ガス給湯器よりランニングコストがかかりません。

こちらのデメリットは、タンクのお湯を使い切るとお湯が出ないということです。

ハイブリッド給湯器やエコ給湯器

電気とガス、二つの熱源を切り替えられる『ハイブリッド給湯器』もあります。少量のお湯なら電気で、お風呂を入れるならガスで、というように無駄なく、効率よく使用することができます。

最適な熱源を選んで使えるので、効率的に湯沸かしできます。自治体によっては補助金が使える場合もあるので、問い合わせてみましょう。

『エコ給湯器』は、大気中の熱や排気熱を利用して、より効果的にお湯を沸かす仕組みの給湯器です。ガス式の『エコジョーズ』、電気式の『エコキュート』、石油式の『エコフィール』があります。

節約を目的として取り入れるなら、生活に合っているかをしっかりと検討してからにしましょう。ライフスタイルによっては、節約効果が実感できないこともあります。

主な給湯器メーカーの特徴

主な給湯器メーカーの特徴
給湯器を作るメーカーは、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?どのメーカーも高性能の給湯器を作っていることに変わりありません。その中でも、どういった特徴があるのか解説します。

リンナイ

国内で大きなシェアを誇るのは『リンナイ』です。給湯器製造に対する熱量は、会社の姿勢に表れています。給湯器に使う部品は、ビス1本まで全て国内生産しているのです。

製造に使う機械も、カスタマイズやメンテナンスを社内で実施しています。商品管理を徹底する姿勢が表れているのです。

ノーリツ

『ノーリツ』は給湯器開発の先駆けです。いち早く新しい技術を製品化するという姿勢は、『残り湯の除菌機能』『入浴事故の予防機能』など、便利機能の豊富さに表れています。

ハイブリッド給湯・暖房システム『ユコア』が生まれたのも、革新的な技術を追い求めるノーリツだからこそといえるでしょう。

パーパス

エコジョーズを開発した『パーパス』は、技術力の高さが評価されているメーカーです。エコに配慮した製品の開発や販売に特に力を入れています。

使う人の利便性を考慮して使いやすさを高めているのもポイントです。例えば、グッドデザイン賞を受賞したリモコンは、直感的に使えて操作ミスの少ない作りをしています。

給湯器メーカーの比較ポイントとは

給湯器メーカーの比較ポイントとは
給湯器メーカーは、機能的には大きな差がなく、どこも高性能の製品作りをしています。

では、どういったポイントを基準にメーカーを選べば良いでしょうか?比較するポイントをご紹介します。

使いやすさ

まず大切にすべきなのは、使いやすさです。ライフスタイルや家族構成に合わせて、使い勝手の良い製品のあるメーカーを選びましょう。

例えば、家族が多くお風呂に入る時間が違うなら追い炊き機能が必要ですが、夫婦2人暮らしなら給湯機能だけで十分ということもあるでしょう。

他にも『機能が気に入っている』という理由で選ぶ方法もあります。

価格

価格も大切なポイントです。同じくらいの性能や機能の給湯器なら、できるだけ安い方を選ぶとお得に設置できます。

ただし、本体価格が安くても、設置費用が高いケースもあるので注意しましょう。

給湯器の費用をおさえるには、まずは見積もりを依頼します。3~4社ピックアップして見積もりしてもらえば、相場が分かりますし、より安い業者を選んで購入・設置してもらえます。

修理などのメーカー保証

メーカー保証についても確認しましょう。保証期間はいつまでで、修理費用はかかるのでしょうか?細かな決まりがメーカーごとに違うので、比較検討しましょう。

製品によっては、利用者登録で保証期間が5年間になる仕組みもあります。万一の故障に備え、保証の期間や内容は必ず確認しましょう。

故障のときにどこに連絡すべきか、24時間対応しているのか、といったことも事前に調べておくと慌てずに対応できます。

まとめ

今回は、給湯器メーカーの選び方や種類についてご紹介しました。

高性能な給湯器の開発・製造を行っている国内メーカーのうちどれを選ぶかは、予算や使いやすさを基準にすると良いでしょう。給湯器の種類をしっかりと考慮して選べば、エコや節約にもつながります。

メーカーごとの特徴も参考にしながら、ライフスタイルや家族構成に合った給湯器を選びましょう。

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