給湯器のエラーコードは何を表す?主なエラーコードの内容と対処法
2019/08/27 給湯器給湯器を使用していると、リモコンの画面にエラーコードが表示されることがあります。
エラーコードは、いったい何を表しているのか分からず戸惑ってしまいますよね。
この記事では、主なエラーコードの内容と、エラーコードが発生したときの対処法についてご紹介していきます。
エラーコードの基礎知識
給湯器に限らず、家電や設備などではエラーコードが出るものがあります。そもそもエラーコードとは、どのようなときに出るものなのでしょうか。
エラーコードとは
エラーコードは、その機器について何らかの不具合が発生していることを表すコードです。給湯器の場合、一般的には2桁または3桁の数字で表されます。
最初の2桁は不具合の内容、最後の1桁は不具合が発生した箇所を表しており、給湯の単機能だけで発生している不具合は最後の1桁が表示されません。
つまり、このエラーの番号をチェックすることで、どこでどのような不具合が発生しているかを、ある程度特定することができるのです。
必ずしも故障しているわけではない
エラーコードが表示されているからといって、必ずしも故障しているわけではありません。
エラーコードには種類があり、その中には、機器でちょっとした操作をするなど、自分自身で対処できる場合もあります。
もちろん、故障の前兆であったり、故障していたりするケースもあるので、エラーコードが出ていたら確認が必要です。慌てずにコードの内容をチェックして、対処を検討しましょう。
給湯器のエラーコードの一覧を確認するには?
エラーの内容を確認するには、エラーコードの一覧から、表示されているエラーの番号を探す必要があります。エラーコードの一覧はどこで確認すれば良いのでしょうか。
説明書やホームページで確認しよう
エラーコードの一覧は、説明書やホームページなどで確認できます。給湯器購入の際に取扱説明書が付属しているので、わかる場所に保管しておきましょう。
また、取扱説明書が手元にない場合には、メーカーのホームページで確認することも可能です。説明書やホームページでは、そのエラーの対処法や連絡先などもすぐにわかるので、記載の内容に従って対応しましょう。
平成7年以降は統一されている
給湯器を販売しているメーカーは多数あり、以前はメーカーごとに異なるエラーコードを使用していました。
しかし、平成7年以降はすべてのメーカーでエラーコードが統一されたため、それ以降の給湯器は、共通のエラーコードを使用しています。
給湯器の耐用年数は約10年とされているので、多くの場合平成7年以降製造の可能性が高いですが、エラーコードを確認する際には製造年をチェックしてみましょう。
主なエラーコードの内容と対処法は?
給湯器で発生する主なエラーコードの内容と、その対処法を紹介します。
111:点火不良
『111』は給湯の点火不良を表すコードで、給湯器のエラーの中でも多く発生するエラーです。点火不良は機器自体の故障によって起こっているケースもありますが、多くの場合修理の必要はありません。
例えば、台風などで激しい風雨にさらされた場合、湿気によって点火不良を起こすケースがあります。
111のエラーを確認したら、まず以下の手順で対処しましょう。
1. 運転スイッチをオフにする
2. ガス栓が開いているか、ガスメーターがガスを遮断していないかを確認
(LPガスの場合燃料がなくなっていないかを確認)
3. 運転スイッチをオン
この操作でエラーコードの表示が消えるようであれば、そのまま使用できます。消えなければ、メーカーに問い合わせをしましょう。
140:温度ヒューズの断線
『140』のエラーコードは、給湯器に備わっている温度ヒューズ(過熱防止装置)が断線した際に表示されます。
給湯器は、異常に熱くなると安全停止させる機能がありますが、それが作動した際に表示されるのが140のエラーコードです。
給湯器が古くなると発生する確率が高くなり、多くの場合、修理や交換が必要です。また、このエラーが出ているときには、給湯器内に残った熱いお湯が出る可能性があるので、お湯の使用には十分に注意が必要です。
161:給湯沸騰検知
『161』は、給湯経路の温度異常により、熱いお湯が出る可能性があるときに表示されるエラーです。このエラーが発生したら、まず運転スイッチをオフ・オンしてリセットしてみましょう。
リセット操作によりエラーが解消するようであれば、しばらく様子を見て使用して問題ありません。しかし、頻発するようであれば、メーカーへ問い合わせましょう。
632:ふろ循環不良
『632』は、ふろ循環不良を表すコードです。お風呂の追い炊きなどをする際には、循環アダプターからお湯を吸い込みますが、この吸い込みに不具合がある場合に発生します。
追い炊きの際に浴槽のお湯が足りなかったり、循環アダプターが目詰まりしていたりするのが、このエラーの原因です。
エラーが発生した場合は、お湯の量を確認し、十分入っていたら循環アダプターを取り外してフィルターを清掃しましょう。
まとめ
給湯器のエラーコードは、さまざまな不具合を知らせるものです。頻繁に同じエラーが発生するようであれば、使い方に問題があったり、内部に故障があったりするかもしれません。
エラーが出たらコードの意味を確認し、適切な対処を行うようにしましょう。

住宅情報INFO



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