ビルトインIHヒーターの交換目安は?長持ちさせるためのポイント
2020/08/03 IHヒータービルトインIHクッキングヒーターの調子が悪いけど、修理すべきなのか?いっそのこと交換すべきなのか?迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ビルトインIHクッキングヒーターの交換目安についてご紹介します。併せて、IHクッキングヒーターを長持ちさせるためのポイントも見ていきましょう。
ビルトインIHヒーターの寿命は?
ビルトインIHクッキングヒーターの寿命は、10~15年程度。メーカーの保証期間が10年と決まっている場合が多く、寿命も10年が一般的だと考えられています。
また、グリル部分の寿命はヒーター部分とは異なり、約7~10年といわれています。
交換時期の目安として考えるならば、今のIHクッキングヒーターを使い始めて、10年経っているかどうかで判断すると良いでしょう。10年経ってしまうと保証期間が終了してしまうこともあり、修理自体ができない場合もあります。そのため、交換がベストといえるでしょう。
ただし、使用期間が10年未満であっても交換が必要なケースもあります。
ビルトインIHヒーターの交換の目安
交換の目安となる不具合の項目は下記の通りです。
- 天板の表面にひび割れがある
- 天板表面の摩擦
- お湯が沸きにくい
- 電源が入りにくい
- 故障が繰り返し起こる
利用し始めて10年未満であっても、故障している箇所が多い、修理に出したけどまた不具合が見られるなどといった場合も交換工事が好ましいでしょう。
交換ではなく修理でも行ける場合は?
購入からあまり月日が経っていない、調子の悪い部分が一カ所だけなどといった場合は、交換ではなく修理でも間に合うことも。
まずは、専門の業者に見てもらったり、見積もりを取ったりして、交換と修理どちらのほうが値段を抑えられるか確認したほうがいいでしょう。
ビルトインIHヒーターは自分で設置できる?
交換工事となると、IH本体の他に工事費も発生します。そのため、自分でIHを設置したいと考える方もいらっしゃるでしょう。
では、ビルトインIHヒーターを自分で設置することはできるのでしょうか。
IHの場合は、自分での交換・設置することも可能です。ガスコンロのように、ガスを取り扱う必要はないため、自分で交換ができるのです。
ただし、自分で交換することはさまざまなデメリットもあります。例えば、本体選びを間違ってしまう可能性がある、IH自体が重いので2人で作業しないといけない、素人では対応できない部分があるかもしれないなどです。
特に、新しいIHクッキングヒーターを落としてしまうとケガをしてしまう恐れがありますし、強い衝撃で天板が割れてしまう可能性があります。
業者に依頼することで、工事費はかかってしまいますが、古いIHも一緒に処分してくれるなどのメリットもあります。安全に交換するには、やはり業者に交換作業を依頼するのが安心です。
ビルトインIHヒーターを長く使うには?
ビルトインIHクッキングヒーターは、できるだけ長く利用したいですよね。では、IHクッキングヒーターを長く利用するためには、どのように利用すればいいのでしょうか。
吹きこぼれに注意する
吹きこぼれは、故障の原因となります。内部の基盤に吹きこぼれたお湯や煮汁が入り、ヒーターが温まりにくくなってしまうのです。できるだけ、吹きこぼれないようにする、吹きこぼれを放置しないなど対策を取るようにしましょう。
こまめにお手入れをする
吹きこぼれだけではなく、汚れは故障の原因となります。軽い汚れであればこまめに拭き取る、油汚れや取れにくい汚れは、洗剤を使って落とすようにしましょう。中でも油汚れは故障の原因になりやすい汚れです。油汚れはしっかりと落としてください。
ただし、固いスポンジや金属たわしを利用すると天板が傷ついてしまう可能性があります。お手入れの際は柔らかいスポンジや、柔らかい布を利用して掃除しましょう。
重いものを乗せっぱなしにしない、空焚きに気をつける
重いものを乗せっぱなしにしたり、天板の上に落としてしまったりすると、ひび割れの原因になります。他にも空焚きすることで、トッププレートが割れてしまいますので、細心の注意をはらいましょう。中でもホーロー鍋の空焚きや焦げ付きはトッププレートの破損につながりやすいといわれています。
IH適用の鍋やフライパンを使う
IHに対応していない調理器具を利用すると故障してしまう場合があります。必ずIH対応の調理器具を利用してください。
他にも、鍋底が変形している鍋の使用は控えるようにしましょう。 変形しているとIHが反応しなかったり、エラーが出てしまったりすることがあります。故障の原因にもなるので注意が必要です。
まとめ
今回は、ビルトインIHクッキングヒーターの交換目安についてご紹介しました。
今のIHを利用し始めて10年経っている場合は、交換すべきといえます。また、利用し始めてから10年未満であっても、故障が多い場合は交換すると良いでしょう。

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