2口IH+ラジエントヒーターと3口IH、どちらのほうがおすすめ?
2020/01/20 IHヒーター
3口IHクッキングヒーターには、「2口IH+ラジエントヒーター」や「3口IH」があります。どちらを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「2口IH+ラジエントヒーター」と「3口IH」が、それぞれどんな方におすすめなのかをご紹介します。
3口IHクッキングヒーターは主に2種類ある
3口タイプのIHクッキングヒーターには、「2口IH+ラジエントヒーター」のタイプと、「3口すべてIH」となる機種の2種類があります。
ラジエントヒーターとIHってどう違うの?
ラジエントヒーターとは、以前は「電熱ヒーター」とも呼ばれていたタイプの調理器具です。プレートの下にある「ニクロム線」という線が熱くなることで、お鍋やフライパンの底を加熱します。
一方、IHは渦巻き状のコイルに高周波の電流を流すことで磁力線を発生させ、お鍋そのものが熱を発するようにするという仕組みです。そのため、火や高熱を出すことなくお鍋の中身を温めることができます。
ただし、IHの場合はIH対応のお鍋やフライパンでなければ使用できません。
ラジエントヒーターの場合は、IHでは使用できない金属製や超耐熱ガラス製のお鍋の他、土鍋も使用可能です。
「2口IH+ラジエントヒーター」はどんな人におすすめ?
IHヒーターの口が3つあるうち、「2口はIHで1口だけラジエントヒーター」の場合、機器本体の価格が比較的安価で済むというメリットがあります。
IHよりもラジエントヒーターのほうが安いため、1口をラジエントヒーターにするだけでも機器本体の価格をかなり抑えられるのです。
また、ラジエントヒーターはIHで使用できない材質のお鍋も使用できるというメリットがあります。そのため、IHに換える以前に使っていたお鍋があれば、そのまま使用できる場合も。
つまり、「2口IH+ラジエントヒーター」は、本体の購入価格をできるだけ抑えたい方や、IH非対応のお鍋などを引き続き使用したい方におすすめです。
「3口IH」はどんな人におすすめ?
「3口すべてIH」タイプのクッキングヒーターの場合は、IHの種類によって、さらに「通常IHのみ」「シングルオールメタル」「ダブルオールメタル」の3タイプに分けられます。
通常のIHのみの場合は、IHに対応した、鉄やステンレスのお鍋しか使用できません。
しかしオールメタル対応IHの場合は、銅やアルミなどのお鍋も使用可能です。
なお、「シングルオールメタル」のIHヒーターとは、左右2口のうち、1口だけオールメタルのものを指し、「ダブルオールメタル」は左右2口のIHがどちらもオールメタルのものを指します。
「3口すべて通常のIH」はどんな人におすすめ?
3口すべてが通常IHのクッキングヒーターの特徴・メリットは、まずオールメタル対応のものよりも機器本体の価格が安価なことです。また、消費電力を比較的抑えられること、3口すべて同じタイプのため、使用するお鍋の種類を間違えずに済むこともメリットに挙げられるでしょう。
「3口すべて通常のIH」は、ラジエントヒーターはいらないけれど、本体の価格は多少抑えたい方、使用するお鍋などの種類を少なくし、スマートに調理したい方におすすめです。
「シングルオールメタル」や「ダブルオールメタル」はどんな人におすすめ?
「シングルオールメタル」や「ダブルオールメタル」のIHヒーターを使う一番のメリットは、通常のIH用、オールメタル対応IH用の両方の調理器具を使えることでしょう。
調理に使用できるお鍋やフライパンなどの幅が広がることはもちろん、ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換した場合、これまで使用していた従来の調理器具を引き続き使用できることもうれしいですね。
つまり、「シングルオールメタル」や「ダブルオールメタル」は、ガスコンロからの交換で、従来使用していた調理器具を使い続けたい方、できるだけ多くの材質のお鍋を使えるようにし、調理の幅を広げたい方におすすめです。
3口IHヒーターは、使用したい調理器具や費用感に合わせて選ぼう
今回は、「2口IH+ラジエントヒーター」と「3口IH」がそれぞれどんな方におすすめなのかをご紹介しました。
一見同じように見える3口タイプのIHヒーターですが、それぞれ特徴やメリット、そして価格が異なります。使いたい調理器具や予算などを考え、ご自身にぴったりのIHクッキングヒーターを選びましょう。

住宅情報INFO



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