ビルトインIHクッキングヒーターの寿命は何年？IHの不具合チェック項目

2020/01/21 IHヒーター

使用中のビルトインIHクッキングヒーターに何か不具合が起きたら、修理と交換、どちらで対応すれば良いのでしょうか？「そもそも、ビルトインIHの寿命って何年くらいなんだろう……」と気になってしまう方もいると思います。

そこで今回は、ビルトインIHクッキングヒーターの寿命や、不具合チェック項目をご紹介します。

ビルトインIHクッキングヒーターの寿命は何年くらい？

ビルトインIHクッキングヒーターは、新品から何年ほど使い続けることができるのでしょうか。

ある大手電機メーカーでは、ビルトインIHクッキングヒーターの想定安全使用期間を10年としています。このように、一般的にはIHクッキングヒーターは「初回使用から10年ほどは続けて使用できる」と考えて良いのではないでしょうか。

ちなみに、先にご紹介したあるメーカーの場合、修理用部品の保有期間は現状で製造終了から8年とのことです。かなり長く使い続けている場合は、不具合があっても修理部品が調達できなくなる可能性があることを頭に入れておく必要がありそうですね。

ご自宅のビルトインIHクッキングヒーターの調子があまり良くない場合や、明らかに不調が見られる場合、まずは以下の項目をチェックしてみましょう。

□電源がつかない
□電源はつくが、加熱できない
□グリル（ロースター）が動かない
□パネルのスイッチが作動しない
□トッププレートの火力表示ランプが表示されなくなった
□加熱中にエラーが出て停止してしまう
□正常に加熱は行われているが鍋が温まらない
□電源が入っていないのに内部から音がする

上記のように「おかしい」と感じる箇所に気付いたら、詳細をメモしておきましょう。故障が疑われるケースとそうでないケースがあるため、その判断の目安になります。

例えば、「使用後に電源を落としても機器内部から音がする」場合などは、使用後に機器を冷やすためファンが回転しているだけで、異常ではない場合もあります。

また、ロック機能が作動している場合や、機器自体の仕様を異常と誤認している場合も。

「故障したかな？」と思ったら、そのメモをもとに取扱説明書やメーカーのWebサイトなどを参考にして原因を調べてみましょう。

状況によっては正常である場合も、簡単な措置で復旧できる場合もあります。

IHクッキングヒーターの調子が良くないことが分かった場合、そのまま修理して使い続けるか、それとも交換を考えるかで迷ってしまうもの。

ここでは、IHクッキングヒーターの修理・交換の判断基準についてご紹介します。

もしご自宅のIHクッキングヒーターが保証期間内で、かつ保証適用の条件を満たしていれば、メーカーによる無償修理をしてもらえるかもしれません。

また、不具合箇所が致命的でなく軽微なものであれば、保証適用外であっても安価で修理できることも考えられます。そのような場合は、修理で対応した方が良いかもしれません。

上記のどれか1つが当てはまるなら、そろそろ新しいIHクッキングヒーターに交換を考える時期が来ていると判断できそうです。

ちなみに、有償修理費の見積金額を参照して修理か交換かを判断する場合、かかる費用の目安は「4万円」といわれています。もし修理の見積もりが4万円以上であれば、そろそろ交換を検討して良い頃合いかもしれません。

今回は、IHクッキングヒーターの調子が良くないときに修理をするか、交換を検討するかの判断基準についてご紹介しました。

IHクッキングヒーターは、使用に際して高圧の電流と高熱をともない、安全に関する注意点も多くある設備です。もし不具合が疑われる場合は、早期の解決がベスト。放置せず状況をしっかり確認して、可能な限り早いうちに改善策を検討・実行しましょう。

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