ガスコンロは2口あった方が便利?特徴や選び方のポイント

2020/08/03 ガスコンロ
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ガスコンロには、1口タイプや2口タイプ、3口以上などいろいろな種類があります。

2口あると便利なように思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。

そこで今回は、2口コンロの特徴や、ガスコンロの選び方のポイントを紹介します。

2口ガスコンロの特徴は?

2口ガスコンロの特徴
2口ガスコンロは1口タイプよりも当然大きさがあるので、その分の設置スペースが必要です。

では、2口ガスコンロの特徴とは、どんな点があるのでしょうか。

1口よりも調理がしやすい

2口ガスコンロは、1口タイプのガスコンロに比べて、料理がしやすいのが大きなポイントです。2口あれば、炒め物と煮物を一度に作るなど、並行での調理ができるので、調理時間の短縮になります。

もちろん、1口タイプでも十分に料理はできます。しかし、複数の料理を作る場合、作っていた料理をいったんコンロから下ろして、別の調理器具を乗せ換える必要があり、あまりスムーズな調理ができません。

料理をする機会が多い人や、家族の人数が多い場合などは、2口タイプを使用するのがおすすめです。

45cmで斜めのコンパクトタイプも

2口コンロというと、ガステーブルの上にコンロが横並びになっているものを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。横並びになっているのが一般的ですが、そうなると1口コンロに比べてかなり設置場所をとることになります。

あまり場所を取りたくないけれど2口コンロが良い、という人には、横並びではなく、コンロが前後にずれた形で斜めに配置されたコンパクトタイプがおすすめです。

一般的な2口ガスコンロは幅60㎝、コンパクトタイプでも56㎝のサイズになっています。しかし、斜めに配置されたガスコンロは幅45㎝と、かなりコンパクトなため、狭いキッチンでも設置することが可能です。

2口ガスコンロの選び方

2口ガスコンロの選び方
2口ガスコンロを購入する場合、どのように選べば良いのでしょうか。購入前の比較検討で注目したいポイントを紹介します。

ビルトイン型と据置型の違い

コンロの設置方法には、ビルトイン型と据置型があります。ビルトイン型とは、ガスコンロがシステムキッチンに組み込まれたタイプです。ファミリー向け物件や、分譲マンション、一戸建てなどで多く見られます。

一方の据置型は、台の上にガステーブルを置き、ガス栓とガステーブルをホースでつないで使用する製品です。

ビルトインから据置型へ変更することも可能ではありますが、工事費用や見た目を考えるとあまりおすすめはできません。ビルトインはビルトイン、据置型は据置のまま使用するのがおすすめです。

大バーナーの選択

2口タイプのガスコンロの場合、それぞれ火力が異なります。一方は揚げ物や煮物などに適した標準バーナー、もう一方は炒め物などに適した大バーナーです。多くの据置型ガスコンロでは、左右どちらを大バーナーにするかを選べるようになっています。

大バーナーの位置を選ぶ際は、設置場所で壁がどちらにあるかを確認してください。壁が右側にあれば左、壁が左にあれば右を大バーナーにするのがおすすめです。

大バーナーは火力が強いため、火災を防ぐ目的から、壁から離れた方に選択することを推奨されているので、配置には注意しましょう。

グリルなしなどの種類

多くの2口ガスコンロには、魚焼き用のグリルがついています。

しかし、あえてグリルなしのタイプを選択するのも一つの方法です。グリルの掃除はなかなか面倒ですし、多くの場合グリルを使わなくてもコンロで代用できます。

使用頻度などを考え、グリルの有無を選択してください。

ガスコンロを購入する際に知っておきたいポイント

知っておきたいポイント
ガスコンロを選ぶ際の注意点を紹介しましたが、それ以外にも購入のときに知っておきたいポイントがあります。

都市ガスやプロパンなどガスの種類

家庭で使用されるガスには、大きく分けて都市ガスとプロパンガスの2種類があります。都市ガスはガス管を通って各家庭へ供給されますが、プロパンガスは液体のままボンベで運ばれる方式です。

この2つは主成分なども異なっているので、ガスコンロもそれぞれ都市ガス用・プロパンガス用の2種類が販売されています。自宅に配給されているガスの種類を確認し、必ずその種類にあったガスコンロを購入しましょう。

ガスの種類を誤ると、使用ができなかったり、使えてもガス漏れの危険性があったりするため、安全な使用ができません。必ず確認してください。

値段は新品や中古、種類によってさまざま

ガスコンロの値段は、種類や新品か中古かなどによってさまざまです。特に新品の場合、機能によって大きく値段が違うケースも多く、同じ2口でも1万円台で購入できるものもあれば、4万円以上する製品もあります。

中古のガスコンロは機能などに加えて、製造年や製品の状態などにより、値段が違います。中古の場合、安全性に問題ないかなどを購入店にしっかり確認した上で購入しましょう。

まとめ

2口のガスコンロは、1口に比べると料理のしやすさなどで便利な点が多くあります。

しかし、それなりの設置スペースも必要ですし、購入の際にはさまざまな点を確認してから製品を決めなければいけません。

ガスコンロの選択を誤るとガス漏れや火災などの危険性もあるので、条件をしっかりチェックして選びましょう。

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