ガスコンロの外し方は?取り扱いや掃除方法とともに紹介
2020/08/03 ガスコンロ長くガスコンロを使っていると、取りきれない汚れなどが目立ってきますよね。
「一度隅々まで掃除がしたいから全部取り外したい、でも自分では外せない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、安全なガスコンロの外し方と、その掃除方法をご紹介します。
ガスコンロの取り扱いについて
ガスコンロは火の元ですから、慎重に取り扱わなければ大きな事故につながる場合もあります。
ガスコンロの外し方をご紹介します。しかし、すべてのガスコンロを自由に外せるわけではないということも頭にいれておきましょう。
ビルトインタイプは有資格者しか外せない
ガスコンロといってもいろいろな型があり、その種類は大きく分けて三つあります。
- ビルトイン型
- テーブルコンロ
- キャビネット型グリル付コンロ
最も普及している種類は、『ビルトイン型』です。これはガスコンロが埋め込まれいてるタイプのものです。
「外せるものなら外したい」と考える人もいるかもしれませんが、ビルトイン型ガスコンロを外すためには資格が必要ですので、自分で外してはいけません。
『キャビネット型』のガスコンロは、一見テーブルコンロに似ていますが、工事をしないと取り付けられないタイプです。このキャビネット型も、資格を持っていないと外すことができません。
テーブルコンロは誰でも可能
テーブルコンロは、レンジ台に置き、ゴムホースを使って接続して使うタイプです。工事不要で、自分で取り付けることが可能です。
このテーブルコンロであれば、誰でも好きなときに外して、買い替えや掃除ができます。
テーブルコンロの外し方
自分で外せるガスコンロの種類がわかったところで、次はガスコンロの安全な外し方について解説します。
元栓を閉めてホースを抜く
はじめに、元栓を閉めましょう。元栓は、つまみが縦に向いていれば開いていて、横になっていれば閉まっています。
近年は元栓がない場合もあります。これは自動で開閉できるもので、ガスホースを抜けば自動的に閉まるタイプのものです。この場合は、特に操作することはありません。
また、元栓がネジで固定されている場合もありますが、この場合は無理をせず業者に依頼したほうが確実でしょう。
元栓を閉めたらガスホースを抜きます。元栓の形状はいろいろありますが、特別な操作なく引き抜けます。
コンロの移動
ホースを抜いたらガスコンロを移動させます。ガスコンロはとても重いので、無理に1人で持ち上げようとせず、誰かに手伝ってもらうか、業者に依頼しましょう。
また、ホース以外にも電気コードなどが入っている場合もあるので、そちらもきちんと抜いて、引っかからないように慎重に行いましょう。
なお、移動の際は手も汚れますし、爪も痛みますので、軍手をはめて行うとより安心です。
ホースが固いときの対処法
ガスコンロを長年使っていると、ホースが固くなり、抜けない場合があります。そんな時は、無理して引っ張るのではなく、ハサミやカッターを使って切りましょう。
ホースを切るときは差込口を傷つけないように注意し、ある程度余裕をもって切断します。残ったホースは縦に切り込みを入れれば、簡単に取りはずしが可能です。
もし、取り外したホースを使用する予定がある場合は、洗剤を溶かした水などをつけて滑りをよくして抜く、という方法もあります。この場合は、勢い余ってひじをぶつけてしまうなどのトラブルもあるので、注意して作業しましょう。
覚えておくべきポイント
ここまで、自分で外せるガスコンロの紹介と具体的な外し方について解説してきましたが、そのほかに覚えておくべきポイントを解説します。
都市ガスやプロパンガスなどの種類を確認
コンロを外す際は、地域によって使われているガスの種類が違います。ガスの種類は『都市ガス』と『プロパンガス』に分かれます。
使っているガスによって適合するコンロが違うので、コンロを買い替える際には、自分の家で使っているガスの種類をよく確認してから購入しましょう。
ホースの再利用や寿命について
切り取ったホースは劣化が進んでいないようなら再利用も可能ですが、このとき差込口に入っていた部分が変形している可能性があるので、ここだけはカットして使います。
カットしたらかなり短くなってしまった、という場合もあるかもしれません。その場合は状態がよくても買い替えることをおすすめします。
ちなみにホースの寿命はどれぐらいなのか、という疑問もあるかもしれませんが、これは使っている頻度によって違います。
頻繁に料理をする家庭と、たまにお湯を沸かす程度しか使わない家庭では、劣化の度合いに差が出るのです。
そのため、ホースの寿命は何年と明言することは難しいので、外した時の見た目で判断するしかないでしょう。
コンロの掃除方法
ガスコンロの汚れといえば、油汚れなどが多く、汚れてすぐに取り除けばすぐに落ちますが、放置しているとこびりついて落ちなくなってしまいます。
そんな時は、以下の方法を試してみましょう。
- 重曹をペースト状にして、歯ブラシでこする
- クレンザーを塗り、丸めたラップでこする
- メラミンスポンジでこする
- マイクロファイバーのクロスでこする
五徳などのカバー類のひどい汚れは、つけおき洗いや煮洗いがおすすめです。
- 五徳などを鍋に入れて水を張り、30分ほど煮る
- 入れたまま冷まし、浮いてきた汚れを落とす
重曹を使った、ガスコンロの掃除方法はこちらの記事でも詳しく紹介しています。
まとめ
「テーブルガスコンロを使っていても外すのは心配」という人もいるかもしれませんが、きちんと手順を踏めば安全に外すことが可能です。
引越しなどの買い替え時に備えて、コンロの外し方をしっかり覚えておくと良いでしょう。



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