ガスコンロのサイズの選び方は?測り方やポイントを解説
2020/08/03 ガスコンロガスコンロの買い換えを検討している場合、どのサイズを選べばいいのか、迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ガスコンロのサイズの選び方のポイントや、測り方をご紹介します。ガスコンロの交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ガスコンロのサイズ規格
ガスコンロには大きく分けて『据置タイプ』と『ビルトインタイプ』の2種類があります。
据置型ガスコンロは、置くだけで大丈夫なので基本的に工事は不要です。ただし、サイズの正しい計測方法や配置ルールが設けられていることから、設置にあたっては細かな注意が必要です。
ビルトイン型ガスコンロは、システムキッチンなどキッチンと一体型となっているため、買い換え・交換の際には工事を要します。
据置タイプのガスコンロの規格は2種類
据置型ガスコンロの規格は2種類あり、いずれかを選ぶことができます。
- 横幅:56cm
- 横幅:60cm
ただし、安全面の配慮からガスコンロと壁にゆとりを持った設置が必要となるため、設置場所に対してガスコンロそのものがぴったりのサイズは控えましょう。
詳しくは後述しますが、ガスコンロと壁の間隔は『15cm以上』が目安となります。
ビルトインタイプのガスコンロの規格は3種類
ビルトインコンロの規格は3種類あります。
- 横幅:45cm
- 横幅:60cm
- 横幅:75cm
先ほどの据置型のガスコンロと異なり、設置にあたっては専門の工事が必要となるため、事前に業者が採寸や見積もりについて訪問します。
据置型のガスコンロよりも、さまざまな規格があることから、買い換え・交換の際にはビルトインガスコンロの工事を行っている会社へ相談するようにしましょう。
ガスの種類にも注意!
ガスコンロは、使用するガスタイプにも『都市ガス』『プロバンガス』の2種類があります。誤ったガス種を選んでしまうとガスコンロを使用できないため注意が必要です。
据置型・ビルトイン型どちらも当てはまることです。必ず確認してください。
ただ、見た目での判別はつかないこともあるため、どちらのガスを利用しているかわからない場合は、事業会社へ連絡しましょう。
据置型ガスコンロのサイズの測り方と選び方
自宅のガスコンロタイプを把握できたら、ガスコンロのサイズを測りましょう。まずは、設置工事が不要の据置型ガスコンロから紹介します。
横幅・奥行き・高さを測る
ガスコンロのタイプを問わず、横幅や奥行きを測る際にガスコンロの天板を中心に考えがちですが、正しい計測方法は『後方にあるガス栓の接続部分』から『前方にある操作スイッチ(つまみ)部分』までの最大寸法を測ります。
また、最大寸法の他にも天板そのもののサイズや、ガスコンロと壁の前後左右の間隔も必要になるため、ガスコンロのサイズだけでなく設置空間についても計測しておきましょう。
ガスコンロと壁との距離は15cm以上あける
ガスコンロは安全面の配慮から、ガスコンロと壁(左右・後部)は15cm以上の間隔を必ずあける必要があります。
もしも、間隔が15cm未満の場合には、ガスコンロと壁の間に防熱板を必ず設置しましょう。
壁に耐火素材が使われていても、防熱板は必要です。
アパートなどでは小さいサイズの選択も
一方、設置箇所に対して、あえて小さいサイズのガスコンロを選ぶことも可能です。
一人暮らしでガスをあまり使用しないという場合、節約という観点から二口以上設置可能なスペースに対して、一口ガスコンロを選ぶというケースです。
ライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
ビルトインガスコンロのサイズの選び方
続いて、ビルトインガスコンロです。ビルトインタイプのガスコンロは、据置型ガスコンロと異なり、工事が必要となることから詳細な採寸は事前に業者が行います。
また、ビルトインガスコンロは据置型ガスコンロよりも、ライフスタイルに合わせた選択が可能なことから、家庭でキッチンを使うときや料理をするときのこだわりをまとめておくと良いでしょう。
横幅は使い勝手の良さで選ぶ
ビルトインガスコンロの横幅は、自身や家族の暮らしに合わせて選ぶことができます。
例えば、家族が多い人や料理が好きな人、大きな鍋を使うことが多い人であれば、鍋同士がぶつかってしまわないようガスコンロの横幅を広めにとることがおすすめです。
また、ガスコンロは二口程度あれば十分という人や、たくさん食材を使う人には、横幅サイズの狭いガスコンロを選び、調理スペースを広くとることもできます。
些細な変化であっても、使い勝手はうんと変わるはずです。買い換える機会が少ないからこそ、日々の生活に合わせたサイズを選びたいですね。
高さはフィラーで調整することも
最後に、高さについてです。高さについても横幅同様にキッチンタイプによって異なるように思われるかもしれませんが、高さは基本的に18cmで作られています。
また、数cm程度の差分は、フィラーと呼ばれる隙間埋め素材での調整が可能です。ただし、フィラーは調節範囲が限られているため、高さについても事前のサイズ計測は忘れずに行い、ぴったりのガスコンロを選びましょう。
まとめ
普段何気なく使っているガスコンロですが、たくさんのチェックポイントがあります。一度購入すると長く使えるガスコンロだからこそ、ライフスタイルに合わせた一台を選びましょう。

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