ガスコンロの寿命はどのくらい?不具合や買い替えを判断するポイント
2020/08/03 ガスコンロ料理をするのに必要不可欠な設備といえばガスコンロ。急に壊れてしまうと困ってしまいますよね。
ガスコンロの寿命はどのくらいなのでしょうか。
そこで今回は、ガスコンロの寿命や、不具合、買い替えを判断するポイントをご紹介します。
ガスコンロの寿命はどのくらい?
さまざまな機器や設備には寿命があります。ガスコンロもその一つですが、ガスコンロの一般的な耐用年数はどのくらいなのでしょうか。また、ガスコンロに使用される電池やホースの寿命も紹介します。
ビルトインタイプと据置タイプの一般的な耐用年数
ガスコンロには、システムキッチンに組み込まれたビルトインタイプと、台の上にガステーブルを設置しガスホースで接続する据置タイプの2種類があります。それぞれの寿命を見ていきましょう。
まず、ビルトインタイプの場合、コンロの耐用年数は7~10年といわれています。そして、据置タイプの耐用年数は5~7年です。これは、ビルトインタイプの方が据置よりも掃除などがしやすく、適切な使用環境を保ちやすいためと考えられます。
電池やホースの寿命
ガスコンロの本体の寿命以外にも、気をつけておきたいのが、ガスコンロに使用する電池やホースの寿命です。
ガスコンロでは点火に電池を使用します。この電池の寿命はガスコンロの使用頻度にもよりますが、半年~1年程度です。簡単に交換できるので、点火しなくなったら電池を交換しましょう。
そして、ガスホースにも寿命があります。一般的には、ガスコンロと同じくらいの寿命と考えておけば問題ありません。ガスコンロの交換の際に合わせて交換すると良いでしょう。
しかし、使用環境に大きく左右されるので、もっと早く劣化するケースもあります。
ガスコンロの寿命が近いときの不具合
寿命が近くなると、さまざまな不具合が出てきます。ガスコンロの寿命が近いとき、どのような不具合が現れるのでしょうか。
点火の問題や火の状態の変化
ガスコンロの寿命が近づいたときによく見られるのが、『点火や火の状態に関する異常』です。
まず、なかなか点火しないなどの不具合が起こります。これは、劣化によりガスの出が悪くなっていることによるものです。
ただし、ガスの出る穴の汚れが原因となっている場合もあるため、まずは掃除をしてみて解決するか確認しましょう。
また、点火はできても消えてしまうなど安定しなかったり、ガスの火の色が赤やオレンジになったりする不具合もあります。
臭いや音の異常
ガスコンロを使用している際に、『ガスの臭い』がしたり『点火や消火時に変な音』がしたりする場合も注意が必要です。
ガス臭い場合には、どこかからガスが漏れている可能性があります。大きな事故につながる危険もあるので、火を消し、電化製品の使用を控えてガス会社に連絡しましょう。
点火や消火の際に『ボッ』と音がするケースがありますが、これは電池切れや汚れによって引き起こされることもあります。電池を交換したり、掃除をしたりしても解決しない場合や、あまりにも音が大きいときは寿命かもしれません。
また、そのほかにも異音がする場合に、説明書などを見ても解決しなければ、業者に依頼しチェックをしてもらいましょう。
修理か買い替えかを考えるポイント
調子が悪くなったとき、修理をするのか買い替えてしまうのかは悩むところですよね。どちらにするかを選択するポイントを紹介します。
購入年月や製造年月
調子が悪くなったら、購入年月や製造年月をチェックしてみましょう。一般的な耐用年数以上経過しているのであれば、交換を選択するのがおすすめです。
一般的な耐用年数を超えていると、今回の故障を直しても、また別のところで不具合が出る可能性があります。ある程度の時間が経っている場合には、交換しておくと安心です。
2008年10月以降に販売されたガスコンロには、『調理油過熱防止機能』と『立消え安全装置』を搭載することが義務付けられています。
しかし、これ以前に製造された古い機種はこの機能がないものもあるので、使用を続けると事故につながる可能性もあります。
義務化される前に製造されたガスコンロを使用している場合は、早めに交換しておきましょう。
故障や不具合の度合い
故障や不具合の度合いによっては、修理ではなく交換した方が良いケースがあります。故障や不具合の状況をまとめた上でメーカーなどに相談し、修理が可能なものかどうかを確認しましょう。
修理可能だとしても、高額な修理費用がかかるケースもあります。ガスコンロは安くて良い機能が搭載されている製品も多いので、修理費用が高い場合には買い替えを検討すると良いでしょう。
メーカーの部品保有期間
修理をするには、ガスコンロ本体に対応する部品がなければいけません。しかし、メーカーでは部品を永久的に保有しているわけではなく、製品の製造が終了してから一定期間経つと、部品はなくなってしまいます。
ガスコンロの部品の保有年数は、主なメーカーでビルトインタイプ・据置タイプともに製造終了後5年です。これを超えると修理ができなくなるので、故障したら交換することになります。
まとめ
ガスコンロの寿命は、使い方や使う頻度によっても大きく左右されます。使用後はこまめに掃除をするなどして、寿命を縮めないような使い方をすることが大切です。
また、不具合が出たときに、そのまま放置してしまうと大きな事故につながりかねません。ガスコンロの調子が悪くなったら、説明書などをもとに必ずチェックし、必要に応じて業者に修理や交換を依頼しましょう。

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