食洗機の使い方のコツは?上手に使って時間もお金も節約

2020/01/16 食洗機
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食事を終えて一息ついてからの食器洗いは、とても面倒なものですよね。食器洗いから解放してくれて、ゆとり時間を生んでくれる食洗機は人気家電の一つです。

そんな食洗機の購入を考えている人に、時間もお金も節約できる使い方のコツを紹介します。

予洗いってどこまでやればいい?

予洗いってどこまでやればいい?
美味しい食事での家族団らんのあとや人を招いての会食後の食器洗いは、とても面倒なものです。洗い物の山を見て食器洗いがとても億劫に思えるという経験のある人もいるでしょう。

洗い物を一手に担ってくれる便利家電が、食洗機です。一部の主婦などからは、神家電とも呼ばれていて、一度使ったら手放せないという声をよく耳にします。

食洗機には、知っておくと便利な使い方があります。洗い物を効率的に、かつきれいに仕上げるための『予洗い』について説明しましょう。

固形物など細かい食材は洗い流す

食洗機の仕組みは、庫内にためた水をヒーターで加熱し、それを循環させて何回も使用するというものです。食洗機を使うと節水になるのは、このためです。

しかし、とても汚れた食器を入れると、何度も循環する水が汚れていきます。食べカスなども、一緒に何度も循環することになるのです。

そのため、お皿に残った固形物などを取ってから、食洗機に入れます。ご飯粒などこびりつくと洗い残しにつながるものは水に浸け、ふやかしてから食洗機に入れるとよいでしょう。

べっとりとしたソースなどは軽くふき取る

べっとりとお皿に残ったソースや、強力な油汚れなども、サッと取って食洗機に並べます。これも、食洗機を上手に使うコツです。

ご飯粒などの固形物と同様に、お皿にべっとりとついたソースなども、ときに洗い残しにつながります。

また、水を循環させて使うという特性からも、やはり強力な油汚れやソースなどはふき取っておくことをおすすめします。

洗剤は手洗いと同じ洗剤を使うの?

洗剤は手洗いと同じ洗剤を使うの?
ボタン一つで食器をきれいに洗ってくれる食洗機には、どのような洗剤を使用するの?という疑問をよく聞きます。

手洗いのときと同じ家庭用洗剤で大丈夫なのでしょうか。食洗機を使用する際の洗剤について見てみましょう。

食洗機専用の洗剤を使おう

食洗機には、必ず食洗機専用洗剤を使いましょう。それには理由があります。手洗い用の中性洗剤は、とても泡がたちやすい性質を持っています。

手洗い用の洗剤を食洗機に用いた場合、泡が食洗機から漏れ出すこともあるのです。漏水エラーで動作が停止するなど、故障の原因にもなり得るため注意しましょう。

食洗機用の洗剤は、主に粉末・ジェル・タブレットの3タイプです。コスパが良い粉末、溶け残りなどがないジェル、使い方が簡単なタブレットと、それぞれに特徴があります。

予洗いなしで入れられる強力洗剤もある

「とても便利な食洗機だけれど、予洗いをしなくてすめばもっと楽なのに」と感じている人も多くいます。予洗いがなくなれば、食後の自由時間も増え、生活にゆとりも生まれるものです。

そのような人は、予洗い不要な強力タイプの食洗機用洗剤を選びましょう。ジェルと粉末がミックスされていて、洗浄成分が多く含まれたものなどが販売されています。

また、この強力洗剤は、食洗機のタイプを選びません。さまざまなタイプの食洗機で使えます。

食器の入れ方にもコツが

食器の入れ方にもコツが
洗剤の洗浄力以外にも、食洗機での洗い上がりをよくするコツがあります。それは、洗浄機に並べるときの食器の入れ方です。

「好きなように並べればいいのでは?」と考えている人は意外と多くいます。しかし、食器の入れ方で、仕上がりに違いが生まれるのです。

噴射口に汚れを向ける

食洗機に食器を入れる際は、水の噴射口に汚れた面を向けます。食洗機の底の部分にはプロペラが組み込まれています。これにより、水の噴射口と対流を起こすのです。

つまり、下から汚れを洗い流す構造になっているのです。洗い上がりをよくするためには、汚れているお皿の内側を噴射口に向けるように並べます。

食器を詰め込みすぎない

食洗機に食器を詰め込みすぎないことも大切です。汚れを残さずきれいに洗い上げるために、適切な量で洗浄するようにしましょう。

また、小さい食器は中央部に置きます。大きい食器を中央部に置くと邪魔をしてしまい、他のお皿を洗浄できず、汚れが残る原因にもなるのです。

食洗機の乾燥機能の使い方

食洗機の乾燥機能の使い方
食洗機には、洗浄機能とあわせて、洗った食器を乾かす乾燥機能もついています。食洗機の乾燥機能の使い方や注意点について説明しましょう。

耐熱性のないものは入れない

食洗機の乾燥機能は、とても強力なものです。乾燥時には、食洗機の庫内がおよそ70度にまで上昇します。

そのため、耐熱性のない食器は使用を避けなければなりません。プラスチック食器などは変形の恐れがあるので、食洗機での乾燥はしないようにしましょう。

定期的に空洗いを

なかには、食洗機を乾燥だけで使用する家庭も見られます。そのような場合は、定期的に空洗いをすることが必要になります。

ビルトインタイプの食洗機には、内部にトラップが装着されています。このトラップには水がたまっていて、嫌な臭いが排水管から逆流してくることを防いでいるのです。

食洗機を乾燥のみで使っていると、トラップの水が乾燥し、次第になくなってきます。トラップの水がなくなると、排水管からの臭気が逆流してきてしまいます。

そのため、トラップには絶えず水をためておかなければなりません。トラップに水をためておくためには、定期的な空洗いが必要です。

まとめ

食洗機は、手のかかる食器洗いを任せることができる便利な家電です。同時に、除菌効果などもあり、衛生面を見ても手洗いと比べて優れています。

ちょっとした使い方のコツを知ることで、食洗機での洗い上がりも向上します。食洗機を賢く使って、より便利に、時間もお金も節約しましょう。

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