食洗機への食器の入れ方にコツはある?上手に入れて効率よく洗おう

2019/08/26 食洗機
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便利で節水にもつながる食洗器ですが、食器の入れ方が難しいと感じている人もいるのではないでしょうか?今回は、食洗機への食器の入れ方のコツをご紹介します。食器の入れ方のポイントを押さえて、実際に入れてみましょう。また、食洗器のメリットも解説しているので、参考にしてください。

食洗機を効果的に使おう

食洗機を効果的に使おう
正しい使い方で利用すれば、食洗器で食器洗いの手間を大幅にカットできます。節水にもなる食洗器を、効果的に使うポイントを解説するので、導入の参考にしてください。

食洗機のメリット

食器洗いは、手洗いの方が節水になるというイメージがあります。しかし、実際に使う水量を調べると、食洗器の方が圧倒的に水が少なくてすみます。

1回に44個の食器を洗う場合、手洗いだと約82.6Lも水を使っているのに対し、食洗器は9Lのみです。そのため、節水を意識するなら、積極的に食洗器を使うのが正解といえます。

汚れ落ちも抜群です。65℃以上のお湯と、酵素の力を利用した強力な洗剤、噴射力によって、油汚れもすっきり落ちるのです。

目に見えない汚れまでしっかり落とせるから、食洗器で洗った食器は水垢がつきにくいという特徴があります。いつでもピカピカのきれいな食器を使えるのです。

必要な下準備

食洗器で効果的に食器を洗うには、庫内に入れる前のひと手間が大切です。

まず、食べ残しや細かな汚れを取り除きましょう。ゴマや薬味など細かな汚れは、洗浄後に食器にくっつく可能性があります。そのため、食洗器に入れる前に取り除いてください。

カレーやシチューなどはスクレーパーやウエスを使うときれいに落ちます。故障につながる小さなゴミも取り除いてください。魚の骨・つまようじ・輪ゴムなどです。

運転が終わったら、残さいフィルターは毎回洗いましょう。そのままにしておくと、次回使ったときに、残さいが食器に付着するかもしれないからです。

専用洗剤の必要性

洗剤は、専用洗剤を選ぶのが正解です。手洗いのときに使う台所用洗剤は使えないので注意してください。

少量でも台所用洗剤を使うと、庫内で大量の泡が発生してしまいます。すると、隙間から泡と水が漏れ出てきたり、故障の原因になったりするのです。

また、ナチュラル派の人が食器洗いに利用する重曹も、食洗器には使えません。中で固まって動作不良の原因になるからです。

食洗器の専用洗剤は、泡立たないけれど、汚れ落ちのよいアルカリ性の洗剤です。食洗器の洗浄力を存分に引き出すためにも、専用洗剤を使いましょう。

食洗機への食器の入れ方

食洗機への食器の入れ方
洗浄力を左右する要素に、庫内への食器の入れ方があります。効果的な向きや量を意識して入れることで、より汚れ落ちがよくなるのです。

最適な入れ方は、機種ごとに少しずつ違います。ここでは、さまざまな食洗器に共通する基本の入れ方を解説します。

一度に入れる食器の量

十分な洗浄力を発揮するには、詰め込み過ぎないことが大切です。食器が重なっていると、その部分にはお湯が当たらず、洗えない部分が出てしまいます。

食洗器は、多くが下から水が出る構造になっているので、重ならないように食器を配置し、全体にお湯が当たるようにしてください。

汚れの度合いと位置や向き

食器の汚れ具合によって、入れる場所を変えるのもポイントです。お湯の勢いも温度もあるノズル付近は、一番汚れが落ちやすい場所といえます。

そのため、汚れがひどいものはノズルの近くに入れましょう。

食器を内側に向けて並べるのもポイントです。汚れている面がノズルの方を向くので、汚れ落ちがよくなります。

食器別の入れ方のコツ

食器別の入れ方のコツ
食洗器への効率的な入れ方は、食器の種類や大きさによっても違います。種類別に最適な入れ方を紹介するので、食洗器を使うときの参考にしてください。

まな板や大きな食器、ボウルなど

まな板や大皿などは、基本的な食器の入れ方と同じで、汚れている面を内側に向けて入れます。

食器の上にスペースがある場合でも、必ず立てて入れましょう。上に重ねると水漏れの原因になることがあるからです。

ボウルや鍋など深さのある大きなものは、並べた食器の上にかぶせるように入れてください。ボウルや鍋を入れた上に他の食器を入れると、食器にお湯が当たりにくくなってしまいます。

庫内が2段に分かれている場合には、上段にボウルや鍋を入れるのが効率的です。

コップやお椀

お椀や湯飲みは、お湯が当たりやすいよう、内向きに斜めに立てるように入れます。下向きに入れると糸底部に水が溜まってしまいますし、下向きにして重ねて入れるとお湯が全体に当たりません。

コップも下向きにして入れますが、少し斜めにしておくと、底部分に水が残りにくくなります。

箸やフォーク

ばらばらになりやすい箸やフォークは、専用のカゴ部分に入れましょう。お箸は下向きにして、汚れがしっかり落ちるようにします。

箸より複雑な作りのスプーンやフォークは、細部までお湯が当たるように上向きに入れてください。

まとめ

手洗いより節水できて洗浄力も高い食洗器ですが、働きを存分に生かすためには、適切な入れ方を意識しましょう。基本は、詰め込み過ぎず、内側へ向けて入れることです。

食器の種類ごとに最適な場所に入れることも大切です。小さな食器の上に鍋やボウルなど大きなものを入れることや、箸は下向き・フォークは上向きに入れることなどを、意識してください。

正しい入れ方で、食洗器の洗浄力を存分に発揮しましょう。

 

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