食洗機の置き方のコツは?設置の例や工夫するポイント
2020/08/03 食洗機キッチンに食洗器を置く場合、スペースの確保が課題になります。狭いキッチンでも食洗器を導入できる置き方はあるのでしょうか?
紹介する置き方のポイントを参考に、自宅キッチンへ食洗器を設置する方法を考えてみましょう。
食洗機の置き方を考えるときのポイント
食洗器を置くには設置スペースの確保が必要です。どのくらいの広さがあれば設置できるのでしょうか?自宅に設置スペースがあるかどうか、紹介する内容をもとに判断してみましょう。
設置スペース
設置スペースの確保ができるか考えるときには、食洗器底部の広さ・高さ・蛇口との距離を考えます。
底の広さは、コンパクトなタイプでも、横50cm以上・縦35cm以上は考えておきましょう。ただし、必ずこれだけのスペースが必要というわけではありません。
設置脚が底部の内側についているタイプなら、スペースが底部面積より狭くても置くことができます。場合によっては、シンクにせり出すように設置することも可能です。
高さは、本体にドアの開閉に必要な高さをプラスして計算します。十分な高さがないと、ドアが開かず食器の出し入れがうまくできません。高さの確保が難しい場合、前開きタイプがおすすめです。
蛇口との距離は、57cmまでが目安です。近い分には良いですが、ドアがぶつからないようにしましょう。
土台の強度
置き場所となる部分の強度も大切なポイントです。食洗器は20kg近いものもあり、そこに食器や鍋が入ります。それだけの重さに耐えられる土台を選ばなければいけません。
市販の棚を使う場合には、安全に設置できるよう、しっかりと耐荷重をチェックしましょう。重さに耐えられる棚やラックがあれば、キッチンの空きスペースに食洗器を設置できます。調理台を大きな食洗器が占拠することもありません。
市販のラックに置いたとしても、耐荷重さえ満たしていれば「振動で倒れてしまうかもしれない…」といった心配は不要です。
食洗機の置き方の例や工夫
キッチンに食洗器を導入している人は、どのような置き方をしているのでしょうか?狭いスペースに食洗器を置くための工夫について紹介します。
調理台やシンクの上
食洗器の置き場として一般的なのは、調理台です。シンクが近いので給排水に困りません。シンクで余洗いした食器をいれる場合にもスムーズです。
一方、調理スペースが狭くなるのは欠点です。この場合には、設置用に高さのある台を使えば、下部に空きスペースができ、使いやすさアップにつながるでしょう。
シンクが広い場合には、ステンレスの台を設置してシンクの上に置くこともできます。こちらは給排水がしやすいのがメリットです。ただし、シンクが狭くなり使いづらくなるデメリットもあります。
なるべくシンクのスペースを広く保ちたいという人は、下部スペースを利用可能な専用台を選ぶと良いでしょう。
シンク脇
シンク脇に台を置くスペースがある場合は、そこに食洗器を設置するのがおすすめです。調理台もシンクも今まで通り使えるので、不便を感じることもないでしょう。
一つだけ注意したいのは、『高さ』です。シンクより食洗器の高さが低くなると、排水がうまくできません。スムーズに流すためには、シンクより高い台を選んで設置しましょう。
食器棚やラックに設置
シンク脇に設置する台は、食器棚やラックにするのもおすすめです。収納スペースが増やせるので、キッチンの使いやすさもアップして一石二鳥でしょう。
棚を選ぶときには、シンクと高さを合わせるのがポイントです。
高さが合っていると、シンクに仮置きしていた食器を入れやすいだけでなく、排水もスムーズです。
食洗機台やラック選びのコツ
設置場所を確保するために台やラックを購入する場合、使いやすさを考慮して選びましょう。キッチンのサイズにぴったり合ったものを選べば、ストレスなく使い続けられます。
伸縮脚などを活用
台を選ぶときには、脚の長さがキッチンにぴったり合うものを選びましょう。4本の脚の長さを1本ずつ指定して、ぴったりサイズに設置できる台もあります。
脚の長さを変えられるタイプだと、さらに使い勝手が良いでしょう。伸縮させると、高さを微調整できます。実際に置いたときに長さが合わなかったとしても、調節できるので便利です。
コンセントやホースの位置も考慮する
食洗器は、電源がなければ動きません。そのため、コンセントが近くにあることも設置場所を選ぶ上で大切なポイントです。
築年数の浅い物件であれば、キッチンにも複数個コンセントが設置されていることが多いので、あまり困ることはないでしょう。
シンク周りにコンセントがないキッチンなら、あらかじめ延長コードなどを用意して電源をとれるようにしておきましょう。
排水ホースをシンクに渡せることも重要なポイントです。排水が流せなければ、正常に運転することができません。シンクに排水ホースが届くかどうかも、あわせて確認しておきましょう。
持ち家の場合、ビルトイン型を選ぶのも◎
賃貸の場合、大掛かりな工事をすることができないため、卓上型の食洗機のみとなりますが、持ち家ならビルトイン型の食洗機も選ぶことができます。
ビルトイン型でも新規設置ができ、今お使いのシステムキッチンの収納スペースに後付けが可能です。
収納スペースが減ってしまいますが、卓上に置く必要がないため、キッチンの上をスッキリと見せることができます。給水ホースなどが表から見えないのもビルトイン型食洗機の魅力です。
工事費がかかってしまいますが、一度にたくさんの食器を洗うことができます。持ち家の方で、キッチンのリフォームを考えている方、据置型の食洗機では間に合わなくなってきた方にはおすすめです。
まとめ
食洗機を置くには、はじめにスペースを確保します。高さや扉の開閉に必要なスペースも考えて設置しましょう。
狭いスペースしかない場合でも、棚や台を使うことで、置き場所を作ることができます。コンセントや排水ホースのことも考えながら、自分に合った設置場所を見つけましょう。

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