食洗機はクエン酸で洗うときれいになる?手入れの方法やポイント

2020/01/30 食洗機
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食事後の食器を並べるだけで、きれいに洗い上げてくれる食洗機。とっても便利な家電ですよね。

しかし、洗浄後の食器を使うことから、食洗機の中の衛生面が気になりませんか? この記事では、食洗機のお手入れ方法についてご紹介します。

食洗機の基本の手入れ

食洗機の基本の手入れ
とても便利な家電の食洗機。

どのようにお手入れすれば、長く清潔に使用できるのでしょうか。食洗機のお手入れは大きく分けて2つ。日々のお手入れと、月1回のお手入れで、食洗機内の衛生面を保つことができます。

食洗機自体も掃除は必要

食器をきれいにできる食洗機ですが、食洗機本体のお手入れは必須です。

ただし、本体をごしごしと手洗いしたり、中身を分解するような細かい作業が必要となる機種はほとんどありません。そのため、時間や労力をかけることなく食洗機を清潔に保つことができます。

では、実際にどのようなお手入れが必要か見てみましょう。

残菜フィルターをきれいに

食事後の食器には、食べ物の残りかすがついていることがありますよね。

多くの食洗機は、残りかすをつけたままでも洗浄可能なため、洗浄後に残菜(残りかす)が機内のフィルターにまとめられています。

この残菜フィルター部分は、使用するたびにお手入れしましょう。その理由は、2つあります。

1つ目は、残菜フィルターは小さく許容量が限られているため、残菜フィルターに残った残菜を処分しないと、次に食洗機を使う際に、洗浄後の食器に残菜がついてしまうことです。

せっかく洗っても、食器に残菜が付着していては、とても不衛生です。

2つ目は、残菜を掃除せずにフィルターに放置したままだと、カビや酵母が繁殖する可能性が非常に高くなることです。

食洗機の洗浄温度は、最低でも60度前後と温度が高いだけでなく、水を使用することから、雑菌が繁殖しやすい環境のため、残菜フィルターはこまめな掃除が必要です。

きちんと乾かす

残菜フィルターに続き、もう一点、必要なお手入れがあります。

それは『食洗機内をきちんと乾かす』ことです。

洗浄後に自動乾燥が設定できる機種であれば、なるべく洗浄と乾燥を併せて使用することがオススメです。また、乾燥メニューがない機種の場合は、洗浄後にふきんなどで機内の水を拭き取るだけでも効果があります。

カビや雑菌は高熱に弱いため、お手入れに過敏になりすぎる必要はありませんが、家族全員で使うものであるからこそ、いつでも清潔に使用したいですよね。

残菜フィルターの清掃や食洗機内をしっかり乾かすことは、簡単で手間もかからないため、ぜひ習慣付けましょう。

クエン酸で掃除しよう

クエン酸で掃除しよう
ここから先は、プラスαのお手入れ方法についてご紹介していきます。

日々の『残菜フィルターの処理』や『食洗機内の乾燥』に加えて、機内の洗浄として月1回のクエン酸を使った清掃がとても効果的です。

クエン酸の効果

食洗機内の洗浄には、クエン酸を使用します。

名前を聞いたことがあっても具体的にどんな効果があるかご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

クエン酸とは、レモンなどの柑橘類に多く含まれている酸味成分を指します。クエン酸は酸性であるのに対し、水垢はアルカリ性のため、酸性とアルカリ性が混ざり合うことで水垢の分解・洗浄が進みます。

効果の強い薬剤のように思われるかもしれませんが、クエン酸はフルーツに含まれている自然由来の成分です。

そのため、口に入っても問題はなく、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使うことができます。また、ドラッグストアだけでなく100均などでも安く手に入りますよ。

クエン酸の使い方

では、実際にどのようにクエン酸を使用するのでしょうか。

実は『食洗機の中にクエン酸を入れて、通常モードで洗浄する』だけでいいのです。とっても簡単ですよね。

また、クエン酸を入れると、洗浄力が高まることは間違いないですが、クエン酸を入れるときは、あくまでも『食洗機の洗浄時のみ』。必ず食器をすべて片づけたあとにしてくださいね。

クエン酸の投入量は、サイズや容量によって異なりますが、大さじ1〜3杯程度の機種が多いようです。

適量を超えて投入してしまうとサビの原因などの思わぬ故障につながるため、必ず取扱説明書を参照したり、メーカーに問い合わせの上、最適な分量でお手入れしましょう。

知っておきたいポイント

知っておきたいポイント
クエン酸を使った基本的なお手入れ方法をご紹介しました。

どれも簡単なお手入ればかりですが、気をつける点はあるのでしょうか。長く大切に使い続けるためにも、最後に使用上の注意点をまとめます。

黒カビやヌメリが残るときは

気をつけていても、食洗機の中はカビや雑菌が繁殖しやすい環境であるため、クエン酸洗浄後でも奥の方にカビが残っていた…ということも。

その場合は、クエン酸洗浄を数回試すと落ちやすくなるそうです。

1回あたりのクエン酸投入量は必ず守った上で、洗浄を繰り返してみましょう。

頻度は月1くらい

上述したようにクエン酸は自然由来の成分であるため、安心・安全に使うことができます。

しかし、クエン酸は酸性であることから、金属に多用するとサビの原因にもなるので、使用頻度は月1回程度がおすすめです。

重曹やクエン酸が故障につながる場合も

食洗機の洗浄用品としてクエン酸をご紹介しましたが、代替用品として『重曹』が挙げられます。

重曹も料理のふくらし粉として使用されることから、クエン酸と同じく安心な成分です。使用方法はクエン酸を使用するときの手順と同じなので、どちらか手元にある方で試してみてくださいね。

最後に、クエン酸や重曹を用いたお手入れ方法は簡単ですが、機種に応じた適量を誤ると故障の原因ともなります。

また、メーカーによっては、クエン酸などでの洗浄ではなく、食洗機専用の洗浄用品が用意されていることもあるため、お手入れ前に必ず確認してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、食洗機の基本的なお手入れと、プラスαのお手入れについてご紹介しました。

どのお手入れも大がかりな作業ではないため、こまめに習慣づけることで、食洗機を長くきれいに使えることでしょう

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