食洗機は食器の入れ方で汚れ落ちが変わる?食洗機の上手な使い方
2020/01/20 食洗機
洗い物が楽になる便利な食洗機(食器洗い乾燥機)ですが、「あまり汚れが落ちないなぁ」と感じることはありませんか?もしかすると、その原因は食器の入れ方かもしれません。
そこで今回は、食洗機の効果を発揮できる食器の入れ方や、食洗機の上手な使い方をご紹介します。
食洗機の食器の入れ方!ポイントは3つ
大きさも形もさまざまな食器を一度に洗える、便利な食洗機。食器の入れ方に少し気をつけるだけで、汚れの落ち方がさらに良くなります。今すぐ試せる3つのポイントをチェックしてみましょう。
【1】詰め込まず、重ならないように入れる
まず、食器を詰め込みすぎず、重ならないようにセットするのが大切です。
食洗機は、基本的に下からお湯が噴射される構造になっています。食器が重ならないようにしておけば、噴射されるお湯が効率よく当たるようになって汚れ落ちが良くなるでしょう。
【2】汚れの度合いに応じて入れる場所を変える
食洗機のお湯が噴射されるノズルの近くは、お湯の勢いが良いため汚れを落としやすい場所。下からお湯を噴射するタイプの食洗機であれば、汚れのひどい食器をお湯がよく当たる下カゴに入れるのがおすすめです。
【3】お湯が当たりやすいよう、汚れた部分を内向きにして入れる
お湯が出てくるノズルは、食洗機の下、その中心部分にあることが一般的です。
そのため、汚れた部分がノズルに向くように、つまり内向きになるように並べていくと、汚れが落ちやすくなります。
食洗機にどうやって入れれば良いのか、具体的にご紹介します。
大きな食器やまな板
大きな食器やまな板がある場合は、汚れている面を内向きにして、食洗機の外側にセットしましょう。食器の上に置くと、タンク上部にはみ出てしまった場合に水漏れの原因になることがあります。
おわん類
おわん類は、噴射がよく当たるように、食洗機の中心に向けて、斜め下向きにセットします。完全に下向きにすると、おわんの底の糸底部に水が溜まってしまうことがあるので、水が流れ落ちるよう斜めに入れましょう(※)。
※糸底部の水は、構造上完全になくすことはできません
コップ類
コップは下向きに並べます。ただし、湯呑みのように糸底部があるコップ類の場合は、水が残りにくくなるよう、少し斜めに入れるのがおすすめです。
ボウルやお鍋
大きなボウルやお鍋などは、食器を並べた後に、上からかぶせるように設置します。棚の下部分に大きなお鍋などを置くと、噴射されるお湯がお鍋に邪魔されてしまい、全体に行き渡りにくくなってしまいます。
お箸やスプーン・フォーク
お箸やスプーンなどのカトラリーは、汚れた部分にしっかり噴射が当たるよう、お箸は下向きに、スプーンやフォークは細部まで噴射が行き渡るように上向きにセットしましょう。
食洗機の汚れ落ちアップ!その他の上手な使い方
食洗機の汚れ落ちをアップさせたい場合は、食洗機専用洗剤を使用することが大切です。食洗機用の洗剤と台所用洗剤とでは成分が異なることはもちろん、台所用洗剤は泡が立ちやすいため、食洗機の水漏れや異常検知の原因となる可能性もあります。
また、食器に食べ残しやひどい汚れがある場合は、取り除いてから食洗機に入れることをおすすめします。事前に下洗いを行ってから食洗機に入れる場合は、よくすすいで、台所用洗剤が食洗機に入らないように気をつけましょう。
焦げ付きなどの取り除きにくい汚れの場合は、事前につけ置きしてから食洗機に入れると汚れが落ちやすくなりますよ。
食器の入れ方やその他の上手な使い方をマスターしよう
食洗機を使って汚れ残りなどがあると、「手洗いしたほうが速いのでは?」と思われる方も多いかもしれません。しかし、食器の入れ方や並べ方のポイントを押さえるだけでも、汚れ落ちは良くなります。ひどい汚れや焦げ付きは予洗いするなど、ひと工夫して上手に家事の時短に役立てましょう。
「ポイントを押さえて使っているのに、やっぱり汚れ落ちが悪い」「頻繁に異常検知してしまう」など、故障が疑われるときは、修理や交換を検討することもおすすめします。
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