ビルトイン食洗機に多い水漏れ!排水ホース以外にも故障の原因はある?
2019/12/17 食洗機
ビルトイン食洗機の故障で多いのは、「水漏れ」です。排水ホースの詰まりや劣化で水漏れが発生してしまうことが多いようですが、他にはどのような原因が考えられるのでしょうか?また、修理と交換とではどちらが良いのでしょうか?
そこで今回は、ビルトイン食洗機の水漏れの原因や、修理と交換どちらが良いのかをご紹介します。
ビルトイン食洗機の水漏れ原因で多いのは排水ホースの劣化
ビルトイン食洗機の水漏れの原因で一番多いのは、排水ホースの劣化です。ビルトイン食洗機自体の寿命は10年程度といわれていますが、使用方法や使用頻度によっては、排水ホースやゴムパッキンが早めに劣化してしまうというケースがあります。
排水ホースが劣化する原因には、どんなことが挙げられるのでしょうか?
排水ホースが劣化する原因
【劣化する原因1】ホースの硬化による破損
排水ホースが劣化する原因として挙げられるのは、ホースが硬化して破損するというケースです。10年以上前の機種など、古い機種の場合に起こりやすくなります。
【劣化する原因2】汚れなどが詰まる
経年劣化以外では、残菜や油汚れが詰まってホースが劣化するといったことが挙げられます。
残菜が残ったままの食器や油汚れがひどい食器を予洗いせず、そのまま食洗機に入れることで、ホースに残菜や油汚れが入り込んでしまうのです。
また、洗剤のカスがホースを詰まらせ、劣化させてしまうことがあります。洗剤のカスは、汚れ落ちを良くしようと考えて適量以上の食洗機専用洗剤を入れることで発生します。
食洗機専用洗剤が少なすぎると汚れを落としきれませんし、逆に多すぎると洗剤のカスを発生させてしまうことも。食洗機専用洗剤は、適量を守るよう心掛けたいところですね。
排水ホース以外でのビルトイン食洗機の故障の原因とは?
水位センサーの汚れが原因で水漏れする場合も
排水ホース以外に、水位センサーの汚れが原因で水漏れするケースもあります。
水位センサーとは、排水タンクの中の水位を適切に保つためのセンサーのことです。メーカーによって「水位スイッチ」「フロートスイッチ」「リミットスイッチ」など、さまざまな名称で呼ばれます。
水位センサーが汚れると、水位を検知できなくなることで水漏れや誤作動を起こす可能性が出てきます。
水位センサーが汚れる原因は?
水位センサーが汚れる原因で最も多いのは、「油汚れ」です。
予洗いをせず、油汚れがべっとりついたままの食器を食洗機に入れることで油汚れが水位センサーまで流れ、センサーや、センサーに水位を知らせるためのフロートにこびりつきます。フロートが油汚れがたまると正常に浮き上がれなくなり、水位の検知ができなくなってしまうのです。
他にも、水位センサーの端子部分がサビや水あか、油汚れによって汚れてしまうこともあります。
ポンプが劣化して水漏れする場合もある!
食洗機の水漏れの原因としてもう1つ考えられるのが、排水ポンプの故障です。ポンプとは、食洗機の残菜フィルター下の吸い込み口から水を貯め、循環させて水をノズルに送る役割を持っています。
ポンプが劣化する原因
ポンプが劣化している原因として考えられるのは、単純に経年劣化が挙げられます。長年の使用によってポンプのネジがサビたり、排水ホースとポンプの結合部分がゆるんだりすることで水漏れを起こしてしまうのです。
また、稀にではありますが、経年劣化によりポンプ本体にヒビが入ってしまうこともあります。
食洗機の最大の敵は油汚れ
これまでに挙げた食洗機の水漏れは、突き詰めていくとその多くが油汚れによって引き起こされています。
「予洗いは面倒」「せっかく食洗機があるのに」と思われる方も多いかもしれませんが、事前に油を取り除くかどうかが食洗機の寿命に直結しているといっても過言ではありません。油はなるべく食洗機に入れないことをおすすめします。
ビルトイン食洗機が故障した場合は交換も検討しよう
ビルトイン食洗機の水漏れは日頃のお手入れである程度防げますが、絶対に故障しないとは限りません。もし故障してしまったら、自分でどうにかしようとはせず、メーカー修理を依頼するか交換を検討しましょう。
また、ビルトイン食洗機の寿命は10年前後といわれていますので、購入から10年を目安に交換を検討するのもおすすめです。

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